「勇気，本気，やる気を出せば絶対とれる三冠優勝」のスローガンのもと，運動会が行われました。「三冠優勝」とは「総合優勝」「応援賞」「リレー賞」をすべて取ることで，子どもたちにとって最高の目標です。

　綱引き，全校リレーなどの団体競技では，上学年が整列や入場をリードし，行動で手本を示しました。自ら考え主体的に動く上学年の姿勢，上学年の指示をよく聞いて行動する下学年の頑張りが光りました。小さい学年の気持ちに寄り添い，目線を下げて優しく声を掛ける上学年の姿は，下学年の憧れそのものでした。「最後まであきらめない」「仲間と力を合わせる」「互いに声援を送る」など，心を一つに取り組む姿は見る者に感動を与えました。

　優勝目指して、赤組，応援、競技ともに、力いっぱい頑張りました。

　熱戦の末に，勝敗のついた閉会式で，両応援団長は「みんなに支えられてやり遂げることができた」と子どもたちに感謝を伝えました。「三冠優勝」を目指したその先の人生において，生きて働く力を子どもたちはそれぞれ手に入れました。取組の過程が，子どもの学びにとっていかに重要であるか，子どもの姿から教えてもらいました。

　学校行事における体験的な活動は，子どもたちが集団の中で自分のよさや可能性を生かしたり，目標に向かって努力したり，なりたい自分やよりよい自分の自己実現につながる資質・能力を育む機会となります。まだまだ続くコロナ過ですが，集団としての成長や，個人としての成長を支える学校行事を大切にし，教育活動を進めていきます。