4月のある日,園庭の築山にこいのぼりがあることに気付いて,子どもたちは駆け寄りました。「こいのぼりさん,起きて。」「一緒に遊ぼう。」と手に持って,友達と一緒に走り出しました。
ひとしきり遊んだ後,子どもたちは,こいのぼりを空に泳がせようと,ポールに掲げてみました。すると子どもたちは,ポールに絡まっているこいのぼりの様子を見て,「お兄ちゃんが,しがみついているよ。」「怖いのかな。」と心配し,「頑張れ~。」と,応援し始めました。その声が届き,こいのぼりが元気に泳ぎ出した時には,「わぁ,泳いだよ!」「やったー!」と,大喜びでした。