園庭で，「いいにおいがする。」と，子どもたちがヨモギを見付けました。「この葉っぱで，おいしいお団子が作れるんだよ。」と伝えると，「作りたい！」との声が広がり，みんなでヨモギ摘みを始めました。「葉っぱの裏が白いよ。」「指もお団子の匂いになった。」と，気付いたことを友達や先生と話しながら摘んでいると，いつの間にかバケツいっぱいになりました。

　園に戻ってゆでてみると，葉っぱの色が鮮やかに変わり，子どもたちの歓声が上がりました。すり鉢ですると，ヨモギの匂いが広がります。

　白かった団子粉にヨモギを混ぜると，淡い緑色になり，お湯に入れるとさらに濃い緑色になります。どんどん変わっていく色に，子どもたちは目が離せません。

　できたてのヨモギ団子は「おいしい！」「モチモチしてた。」と，みんな笑顔で，初夏の味を満喫しました。