矢代田小学校教育ビジョンに、目指す子どもの姿として「やる気をもって学習と運動、健康づくりに取り組む子ども」を掲げています。その達成に向け、「やる気推進部」では、重点項目に「情報や話をつなぎ、共に学びを深める授業を行う」を設定しました。
新潟市が推進する授業の理念や考え方を踏まえた上で、タブレット端末や新聞記事を活用した授業を公開し合い、成果と課題を明らかにして、ビジョン達成に向け研鑽を積んでいます。
この日は5年生で授業公開がありました。国語「新聞を読もう」の学習です。この時間までに、見出しやリード文、本文といった新聞記事の仕組みを学習した子どもたち。この時間は、同じ出来事を伝えている全国紙と地方紙を読み比べ、その違いについて考えました。
ベン図を用いて、記事の中身を整理し、全国紙と地方紙とでは、記事の内容が違うことに疑問をもった子どもたち。それが読み手を意識したもであることに次第に気付いていきました。
誰かが考えを述べると「似ているんだけど…」「ほとんど同じなのだけれど…」と、付け足したり、言い換えたりする子どもたち。その度に「あーっ(そういうことか)」「おーっ(なるほどね)」と自然に反応する場面がたくさんありました。
友達とかかわりながら学習することのよさを子どもたち自身に実感させていきたいものです。