1.学級の中で赤組と白組を決め、全校が赤白に分かれて争う。
2.各学年1組は1組黄色連合、2組は2組赤連合等と、組ごとに連合に分かれて争う。
「2.」の形式の運動会は、中学や高校でよく見られます。小学校では、ほぼ100%近くが「1.」の形式で運動会が行われています。
矢代田小学校は、「全校のあすなろ班が赤白の2つに分かれて争う」というスタイル。
縦割りで争うという点では「2.」に近いと言え、学級の中で結果として赤組と白組に分かれているという点では、「1.」に近いとも言えます。
「2.」のような連合形式の運動会を、短学級の矢代田でも取り入れられないか。
そんな思いで知恵を巡らせ、令和4年度から現在のスタイルが確立されました。
全校を機械的に二つに分け、5月に行う運動会ではなく、発足した5月からこれまで、里山探検(今年度は代替活動)、あすなろ班清掃、毎週木曜日のあすなろタイムで「縦」の絆を深めてきたあすなろ班。矢代田小学校の運動会を秋に行う理由がここに凝縮されています。あすなろ班という矢代田の強みを生かした運動会は、所属意識の高まりが大きく違うのです。
この日は、16あるあすなろ班が8つずつの2チームに分かれて集まり、赤白どちらを名乗るか、抽選会が行われました。
各組のリーダーも紹介され、大いに盛り上がりました。
決まった後は、帽子をかぶり直し、リーダーの掛け声に合わせて気合を入れました。
ふれあいまつり2023が終わったばかりの子どもたちですが、今度は10月末に行われる運動会に向かって走り出します。