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2025.05.23

運動会前日だからこそ

明日はいよいよ運動会です。運動会はアスリートが集まるオリンピックとは違います。ナンバー1になることが目標の人もいれば、みんなでとにかく楽しみたいという目標の人、ドキドキして逃げ出したくなる自分に打ち克つことが目標の人など、一人一人目指すゴールは違ってよいと思っています。運動会前日の今日、全校TV放送で「みんなちがって みんないい」をテーマにした授業を行いました。 授業をしてくださったのは特別支援教育コーディネーターの先生です。 先生の問いかけに対して、各教室で反応する声が聞こえてきます。先生「目が見えにくい人は、見やすくなるために何を使いますか?」子ども「メガネー!」先生「そうだよね。視力が良い人もいれば悪い人もいる。それと同じで得意なことや苦手なことは人それぞれです。」「でも、メガネと一緒で、一人一人に合った学習ができる方法を考え、その人が力を発揮できるようにしてあげることが大切です。」 先生「みんなが同じ台を使うよりも、それぞれが見やすい高さになるような台を用意したほうがいいよね。」(*ちなみに下の図は有名な図です。1が平等で、2が公平を表しています。) 先生「だから、自分とはちがうやり方で学習している人も、その人なりに頑張っているのかもしれないという温かい気持ちで見守ったり、応援したりして欲しいのです。」 この授業は、ニーズや困り感が多様な昨今の教育現場において大切となる「合理的配慮」への子どもたちの理解を深めるために行った授業です。けれど、運動会にもあてはまる内容だったなーと思いながら授業を聞いていました。例えば、徒競走で転んでしまった人やリレーで抜かれてしまった人を見たとき、「あーあ」「何やってんだよ」ではなく、「がんばれ」「ドンマイ」という、その人の頑張りを最後まで見守る心につながるのではないかと。明日は一人一人が「やりきったな」と思える運動会になるといいなと願っています。それを支えてくださる保護者の皆様。今日も前日準備のお仕事をありがとうございました!
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