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2025.05.02

自分力について

4,5,6年生が朝学習でボランティアの方から本の読み聞かせをしてもらいました。今年度も金曜日の朝に来てくださるそうです。 6年生では,「クモの糸」という図鑑のような本で,実際の蜘蛛の生態について読み聞かせしてもらいました。 その後続けて,芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んでくださいました。悪行の限りを尽くした主人公「カンダタ」は,生前に小さな蜘蛛の命を助けるという唯一の善行をお釈迦様に認められ,天から一本垂れてきた蜘蛛の糸をよじ登って極楽を目指します。寓話ではあるけれど,リアルな生態図鑑を読んでもらった後なので,蜘蛛の糸ってそんなに丈夫なんだなときっと思ったことでしょう。 そして,あっという間に4月が終わって,気が付けば5月に入りました。1ヶ月間の子どもたちの頑張りを労って,下の内容を給食の放送で,全校にお話ししました。(概略してあります)

4月の1ヶ月間、本当によくがんばってくれましたね。明日から4連休です。おうちの人とゆっくりした時間を過ごして、気持ちと体をまた元気にして来週登校してきてほしいと思います。学校教育ビジョンでみなさんに高めて欲しいと考えている「自分力」について、少しお話をします。

今朝校門で、ある女の子に「昨日、総合学習でたくさんメモしてたね」と声をかけたら、その子はどう応えたと思いますか。 その子は「前の自分に負けた」と言ったのです。 以前は3枚分のメモを書いたけど、今回は2枚だったので、「前の自分に負けた」と思ったというのです。

その話を聞いて私は、私たち大人の気付かないところで、みなさんが自分をさらによくしようと、見えない努力をしているんだなと感じました。まさに「自分力」を発揮しているんだなと。

自分のよさや可能性を発揮するのも「自分力」だけれど、よりよい自分になるために地道に努力することも「自分力」だなと私はその子から教えてもらいました。

これからもよりよい自分になるために、ためらわず前に進んでください。

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