教室を回っていると,気付けば,いろいろな学級で学級目標ができ始めていました。

学級目標ではないですが,学級の親和的雰囲気が高まるあったかい掲示をするクラスもありました。友だちからしてもらって嬉しかったことや,学級で過ごしていてよかったことがたくさん書かれて,見ていて心が和みます。

話は変わりますが,5年生が来週いよいよ総合学習で田植えをします。今日はその事前準備について農協の方からお話を聞く日でした。

米作りの行程について説明してくださいました。米という漢字は分解すると「八十八」になります。それだけ手間がかかるのです。機械化して手作業よりは楽になったとは言え,農家の方は休日も水の管理など,常に田んぼのことを気にかけながら生活をしているのだそうです。そして,近頃は技術の進歩により「スマート農業」という無人化や自動管理による近代的な農業も普及し始めているようです。

お話の後は,子どもたちからいくつか質問も出ました。

近世の日本における「石高」という米の生産性を基準とした国の規模を表す単位についての質問もありました。越後の国を治めていた上杉謙信の頃は三十五万石という規模でしたが,当時はこの大江山地区にはまだ田んぼはなかったそうです。ちなみに担任の先生は,自分の出身地である石川県である加賀藩は百万石だったということを自慢気に話していました。

1時間でたくさんの情報量をすばやくメモして,どんどんメモ用紙の「おかわり」をする5年生の学習意欲の高さに感心しました。

今日予習したことを来週は体で実践する場です。泥んこになる心の準備をしておいてね笑