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2025.11.19

3年1組ゴムのはたらき

丸山小学校では教師一人一人が研究教科を決めて、日々の授業研究に取り組んでいます。昨日(11月18日)は3年1組で研究授業が行われました。理科「ゴムのはたらき」の1時間目です。 ゴムに筆入れを押し付けると反発して筆入れが動きます。その「物を動かす働きを変えるにはどうしたらよいか?」という学習課題に向けて、子どもたちは自分で考えた実験方法で解決に動き出しました。 子どもたちは、反発を筆箱で試したり鉛筆で試したりするだけでなく、鉛筆に巻き付けてねじったり、教科書にはめてギターのように弾いたりと、それぞれで考えた自由な方法で、ゴムの特性への気づきを広げて行きました。 そして、「元に戻ろうとする働き=弾性」への理解を確かにして行きました。その証拠に、自分の筆入れに入っている「消しゴム」をさわりながら、「消しゴムもゴム?」とつぶやく子どもの姿があったからです。その子は、消しゴムにグイッと力を入れて、その弾力を確かめていました。 子どもたちは、教師がねらったことを飛び越えて本質に向かうことがよくあります。今回の授業はそんな場面でした。ゴムには「元に戻ろうとする働き」があるから、物を動かしたり、プロペラを回す動力になったり、伸び縮みしてパチンと音を鳴らしたりするという、単元全体を通して学習する内容に子どもたち自らの力で迫っていたのです。子どもたちのもつ可能性の大きさを思い知った素晴らしい授業でした。
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