廊下に続々と貼られ始めているのは「のびる丸っこきらきら12」というカードです。

学校教育ビジョンで目指す3つの資質・能力「自分力」「関係力」「創造力」について、子ども自身が振り返りをして自己評価したり、そう思う根拠やエピソードを書いたりするカードです。今年度は1年間かけて全部を記述することにしています。前期終了を目前に各クラスで子どもたちに自分の頑張りや成長を自覚させるために書かせ、これからどんどん廊下に掲示していく予定です。

4年生では新潟県学習指導改善調査のためのテストをしていました。今年度からIBT(Internet Based Testing)方式にいよいよ変わりました。従来のペーパー方式にはあった長文を書く問題がなくなったので、子どもたちにとっては取り組みやすくなりました。その代わり資料を読んだり活用したりする情報活用能力がより試されることになりました。

6年2組では家庭科の研究授業がありました。丸山小では教師全員が個人研究テーマを決めて授業改善に取り組んでいます。

裁縫でつくる予定のトートバッグとナップザックの作り方の手順を考える授業です。あえて最初から正解を示さず、子どもに順序を考えさせることで、より深い学びをねらっています。

子どもたちはかつて作ったエプロンを思い出しながら、友だちと自分で考えた順序について交流しました。

交流することで、自分の根拠を言葉で説明する力、自分の考えに責任をもつ態度、念頭操作しながら抽象的に思考する力などを発揮しながら、友だちと最適解を導き出していました。放課後に授業参観した教師が集まり授業の事後検討会を行いました。

最後に一昨日ブログで取り上げた5年生の理科の先生の授業の続きです。川の流れを観察して気づいたことを交流していました。「転がる」「固まる」といった教科書の内容を超える子どもらしい気づきや言葉を丁寧に拾いながら考察をしていました。子どもから出た言葉を大切に紡ぐことが、子どもの実感を伴った理解につながり、すぐに剥がれない生きた知識となるのです。さすがです。
