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2025.06.09

税金の使い道

今日は6年生で租税教室がありました。2クラスあるうちの1組さんにおじゃまして、私も生徒になって一緒に授業を受けてきました。その様子をレポートします。新潟市から委託を受けた3人の講師の方が来てくれました。職種は様々ですが、こうやって子どもたちの将来のために学校に出向いて出前授業をしてくださっています。 事前に一人一人が考えておいた「何に税金を使うべきか?」について、グループで考えを交流します。講師の先生からは、「自分が選挙に立候補する立場だとして、国民にアピールするつもりでやるといいよ」とアドバイスをくれました。私もあるグループに入って一緒に考えを述べ合いました。子どもたちからは「高校無償化だけでなく、小学生のいる家庭に毎月何万円か手当をするといい」「学校のものをもっともっと買うお金に使った方がいい」「子どもが遊べる遊具をもっと公園に作るお金にしてほしい」など、自分たちの生活に引きつけて考えを述べていました。 私もその意見に付け加えて、読書離れしている現代の子どもたちの状況もふまえて「小中学生が本屋さんで本を買ったらただになるように税金をその補助にあてる」という考えを伝えました。グループの子たちは共感してくれました。 その後、各グループがそれぞれの考えをまとめて発表をしました。 「学校の教科書代」「災害の研究や復興支援」「子どもたちが楽しめる公共施設」「病院」などなど、どのグループからも立派な考えが出され、社会の課題について普段からよく考えているんだなと心から感心しました。 その後、講師の先生が持ってきた1億円の重さをみんなで持って確かめました。 税金の使い方を一人一人が考えたことで、自分を取り巻く経済のしくみについても少しふれることができました。今、学校では「金融教育」が見直され、子どもの早い段階から金融に関する題材にふれ、将来、経済社会を生きるための力を育てようという動きがあります。6年生の子どもたちは、今後、社会科や総合学習でさらに学びを深めていくことでしょう。
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