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2026.06.09

子どもたちの冒険を、一緒に仕掛けませんか~しもまちアドベンチャー第三章~

<2026.6.9 学校だより127号から>

 日和山小学校で最も大切にしている教育活動の一つに、「しもまちアドベンチャー」があります。9月下旬に行われるこの活動は、一般的な遠足とは少し違います。子どもたちは縦割り班ごとに、約2㎞四方の校区内を巡ります。地域の名所旧跡や施設をチェックポイントとしながら、自分たちで計画したコースを歩きます。どこを通るのか、どんな遊びをするのか、どこでお弁当を食べるのか、何を見て、何を学ぶのか。・・・それらを決めるのは、子どもたち自身です。6月から約3か月をかけて話し合い、試行錯誤しながら計画をつくり上げ本番を迎えます。
 この活動には、もう一つ大きな特徴があります。基本的に、大人はついていきません。もちろん安全面には十分配慮はするのですが、この遠足が、「大人に連れて行ってもらう遠足」ではなく、「子どもたち自身の力で創り上げる冒険」を目指しているからなのです。だからこそ、子どもたちは考えます。仲間と折り合いをつけながら計画を立てます。失敗しないために知恵を出し合います。そして、自分たちの力でやり遂げた達成感を味わいます。私は、この過程こそが子どもたちを大きく成長させると考えています。
 さて、今年はこのしもまちアドベンチャーが三回目を迎えます。三年間取り組む中で見えてきたのは、この活動をさらに豊かなものにするには、学校だけの力では足りないということでした。そこで今年度から、学校運営協議会(CS)との共催事業として実施することにしました。地域を知る方々だからこそ思いつく場所がある。地域で活躍する方々だからこそ考えられる仕掛けがある。学校だけでは気付けない魅力がある。そんな力を子どもたちの学びにつなげたいと考えています。そして、ぜひ保護者の皆様にも加わっていただきたいのです。6月3日の校長室ラボでは、しもまちアドベンチャーについて語り合いました。さらに6月18日の第2回学校運営協議会では、地域の皆様、学校職員、そして保護者の皆様が一緒になって熟議を行います。「こんな場所を巡ったらどうだろう。」「こんなミッションがあったら面白い。」「こんな力が育つのではないか。」そんなアイデアを持ち寄りながら、子どもたちの冒険の舞台を一緒につくっていただければと思います。
 日和山小学校の歴史はまだ始まったばかりです。卒業生がお父さんやお母さんとなって子どもを通わせる時代は、まだ来ていません。私たちは今、この学校の文化をつくっている真最中です。子どもたちの愛着を育てること。保護者の皆様の愛着を育てること。地域の皆様の愛着を育てること。それもまた、学校の大切な使命だと考えています。
しもまちアドベンチャー第三章―――今年は、子どもたちの冒険を見守るだけでなく、その冒険を仕掛ける側になってみませんか。皆様のご参加をお待ちしています。

#校長室