1年生が、国語で「くじらぐも」という物語文の学習をしています。次のような書き出しの教材です。
「四じかんめの ことです。
一ねん二くみの 子どもたちが たいそうを していると、空に、大きな くじらがあらわれました。まっしろい くもの くじらです。」(なかがわ りえこ 作「くじらぐも」より)
数十年前から国語の教科書に載っている教材ですので、読んだ覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。
昼休みに前庭で鬼ごっこをして遊んでいた1年生の一人が、空を見上げて言いました。
「あっ!くじらぐもだ!」
他の皆も青空に浮かぶ雲を指差して、喜んで声を上げました。
「くじらぐもだ!くじらぐもだ!」
子どもたちが思い浮かべている物語の世界が垣間見られたような、秋のひと時でした。