１年１組さんの前を通ると、元気な子どもの声が聞こえてきました。国語で「あいうえお」の詩を暗唱しようとしています。

先生は、写真のように段階的に黒板の詩の言葉を消していきました。そのたびに子どもたちから「え～！」「できるぅ！」「よーしやってやる！」などの声が上がります。少しずつ文字を消しては挑戦すること１０回。変化のある繰り返しなのでどの子もノリノリです。最後は、全部消して目もつぶって挑戦しました。一歩一歩階段を上るように子どもたちの意欲を引き出して挑戦させる先生の工夫で、最初は無理とも思える五連の詩が暗唱できました。鳥屋野小学校では、こうしたちょっと高度な課題で夢中になって学ぶことを大切にしています。そこには、段階を踏んだ足場がけを設定しています。