6年生のキャリア教育の最終回は、原明彦さんと後藤裕寿さんから講演をしていただきました。
原さんは、当校の栽培活動の指導をしてくださっています。今日は、農業に携わるようになった頃のエピソードから後継者問題まで、いろいろな側面から農業について語ってくださいました。
一番よくできた野菜は何ですかと質問されたときに、「うちのトマトはよそのトマトよりおいしい。食べれば分かる。」と回答されました。この一言に、原さんの農業に対する姿勢と情熱が表現されていたと思います。
講演会の後、子どもたちから「スーパーへ行ったら原さんのトマトを探してみる。」という声が聞かれました。原さんのおいしいトマトを食べて、農業を志す子どもが現れるかもしれません。
後藤さんは、「森の巣箱」モリスバ・カフェのオーナーとしておいでいただきました。子どもたちには、それぞれの夢に向かって失敗を恐れずに挑戦を続けてほしい。というのが、後藤さんからのメッセージでした。そして、子どもたちの挑戦を支えるのが大人の役割だという話もされていました。
モリスバは、子どもたちがいろいろな人とふれあって、世界観を広げる場であるそうです。これから先、たくさんの子どもたちが、モリスバから夢に向かって巣立っていくのだと思います。子どもたちにとって、心強い応援団ですね。
今年度、6年生のキャリア教育では、5名の方からおいでいただきました。毎回、時間が短いことが悔やまれるほど、中身の濃い、そして熱い思いの伝わるご講演でした。
ご多用の中、子どもたちのためにお出でくださり、貴重なお話を聞かせてくださった5名の皆様、本当にありがとうございました。