4年生の図工の学習では,版画の学習をしています。
小学校の版(版画)の学習は,低学年では,いろいろな模様が出る版を集めて一つの作品を作る「版遊び」であったり,いわゆる「紙版画」で,凸の部分を作り,それを刷るというものでした。
3年生では,スチール板に,強く傷をつけ,いろいろな模様を作り,凹の面をつくり,それを刷りました。
4年生で,2つのものにデビューです。ひとつは,木版画。もうひとつは,彫刻刀です。
5種類の彫刻刀を使いながら,たくさんの毛がある動物の版を制作中です。
それぞれの彫刻刀の使い方を学び,彫り方の練習をした子どもたちですが,刃物は思うように動いてくれません。思うように動いてくれないからこそ,指を切ったりするのですが,そこは,慎重に彫刻刀を進めます。でも,ある程度大胆に彫らないと,しっかりとした凹凸ができないので,はっきりとした作品に仕上がりません。
彫った跡を残しつつ,短い長さを,繰り返し繰り返し彫りながら,完成に近づいていきます。
子どもたちの初の彫刻刀・木版画作品は,どんな作品になるでしょうか。楽しみです。