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2020.11.17

思いを寄せて・・・

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 4年生の総合的な学習です。
 福祉学習シリーズ・・・前回は,「盲導犬に関わる体験」でした。それに続く今回は,「介護福祉体験」です。
 「介護」とはどういうものかの話を聞くとともに,「車いす体験」をさせてもらいました。
 当初の子どもたちは,車いすに対して,「座ってて楽ちん」「押してもらって楽ちん」といったイメージをもっていたようです。
 今回は,子どもたちに,できるだけお年寄りに近い状態で車いすに乗ってもらいました。目にはゴーグル,耳にはヘッドホンです。
 乗ってみた子どもは,口々に「怖い」「不安」という言葉を話していました。
 また,押す子どもは,自分が乗ったときに感じた,「恐怖」や「不安」を少しでも和らげるために,耳元で優しく,「○○○○(自分の名前)が,車いすを押しますよ。」「段差がありますよ。」「曲がりますよ。」などの言葉を掛けていました。

 乗る人にとって,車いすは,体の一部です。また,乗っている人は,私たちとは,違った目線でものを見て,いろんなものを感じます。当然のことながら,不安や恐怖の方が大きいと思います。そんな,思いに心を寄せながら,相手の立場に立って,みんな仲良く生活していくことができたら,なんと幸せなことでしょう。

 そんな世の中になるように,子どもたちには,今日の体験を生かしながら生活してほしいと願っています。

#4年