今年度,4年生の総合的な学習は,福祉に関わる学習を進めています。
2学期に入り,「人」に目を向けた学習に取り組んでいるところです。
私たちの身の回りには,お年寄りの方々,小さな子どもたち,足の不自由な方,目の不自由な方,耳の不自由な方・・・など,いろいろな人たちがいます。いろいろな人たちと共に生活しています。
しかし,私たちは,ともすると,自分の今の生活が当たり前,自分の今の考え方が正しい・・・などと身勝手に考えてしまっています。
いろいろな人がいる・・・いろいろな人の立場になって考える,いろいろな立場の人の気持ちを慮ることを忘れがちです。
そのような学びを子どもたちに・・・と考え,その第1段として,「にいがた盲導犬ハーネスの会」の方々をお招きし,実生活の中の盲導犬の役割,それを利用する人の思いや願いについて,お話をお聞きしました。
そのお話を通して,私たちは,目の不自由な方に何ができるのか,共に何ができるのかについて考えました。
目の不自由な方にとって,障害物は命に関わります。声や音は貴重な情報です。町中で困って立ち止まることがあります。
いろいろなバリアを排除し,貴重な音を遮る雑音も解消させ,お互いに「声を掛け合う」ことができたらいいなと考えました。
子どもたちには,今日の学びを,日常生活に生かしてほしいと願っています。