9月に入ったとはいえ,まだまだ厳しい残暑。いまだ酷暑です。それでも,新通つばさ小学校は,風の通り道になっており,時に暑さを和らげる風が廊下を通り抜けます。
さて,授業中に校舎内を回ってみると,いろいろな風景が目に入ってきます。様々な音が耳に聞こえてきます。
給食室から漂ういいにおいを嗅ぎ,「今日の給食は何だろう?」と思いながら巡っていると・・・
今日は,6年生が,何人も廊下に座って,ごそごそやっていました。
「ん? 何かトラブルでも・・・?」
いえいえ,とんでもない。6年生たちは,集中して,図工の学習をしていたのです。
作品展に向けて,「思い出の校舎」のデッサンをしていました。
第1回目の卒業生として,誇りをもちながら,作品を描いている様子でした。これまで,誰も描いたことがない絵が,これからどんどん完成に向かって進んでいきます。
そんな,6年生の学習の姿を見ていると,何だか大きめの声が聞こえてきました。その声をたどってみると,図書室です。
図書館司書の先生が,3年生に読み聞かせをしていました。「なんでもふたつさん」という物語でした。
楽しい物語を,心地よい,落ち着いた声で読んでもらい,3年生の子どもたちは,とても心が整っていく様子でした。
こんなふうに,新通つばさ小学校の廊下を歩いていると,子どもたちの落ち着いた姿を見ることができます。その背景には,先生方の落ち着いた声で,明確に出した指示や問い掛けがあります。
いろいろに学習活動に取り組む子どもたちの,落ち着いた姿は,新通つばさ小学校のひとつのカラーです。 (SAS)