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2023.02.28

盲導犬の歴史について

 私たち新通小学校4年2組では、総合的な学習で視覚障がいの方や盲導犬のことを学習して、盲導犬の募金をすることにしました。今回は、盲導犬の歴史について紹介します。

盲導犬の古い歴史について紹介します。紀元1世紀にあったイタリアのポンペイという村の壁には、目の見えない・見えにくい人が犬と一緒に歩いている様子が描かれているそうです。これが盲導犬の始まりです。現在のような組織的な盲導犬の訓練は第1次世界大戦後の1916年にドイツで始まりました。

 誰が作ったかを紹介します。ハインリッヒ・スターリンです。当時、ドイツで軍用犬の育成を行っていましたが、犬が視覚障がいの方を手引きすることができるのではないかと考えつきました。そして、政府や犬の訓練士の協力を得て盲導犬として犬を訓練する方法を導き出したのです。

盲導犬が初めて日本に紹介された時

・日本に初めて盲導犬が紹介されたのは1938年(昭和13年)です。盲導犬を連れて旅行中のアメリカ人青年ゴルドン氏が日本に立ち寄り、講演して回ったことが最初です。1939年(昭和14年)にドイツで育ち訓練を受けた4頭の盲導犬(シェパード)が輸入されました。ドイツ語の命令語を日本語に教え直した後、日本の交通事情などに合うようにもう一度訓練されて、失明軍人に寄贈されました。その後、戦時中には消えた盲導犬育成でしたが、戦後復興の中で研究が始まり、1967年に日本盲導犬協会が設立されました。

今現在は、盲導犬が少なくなっていたり、視覚障がいの方が盲導犬をほしいのにもらえないという事実があります。私たちの募金が少しでも役に立てたら嬉しいです。

募金の期間は3月1日〜3月3日です。寄付されたお金は、にいがた・盲導犬ハーネスの会さんに寄付されます。        

出典 日本盲導犬協会

#4年