13名の卒業生が岡方第二小学校を旅立ちました。送り出す職員の立場からすると,送り出した後,少し寂しい気持ちになりました。卒業生にとっては,もうすぐ4月,中学校生活のスタートラインに立つ時です。新しい友達が出来たり,新しいことを学んだりすることでしょう。
楽しいことばかりではなく,つらいことや思い通りにならないこともあるはずです。「いくら努力しても,うまくいかないよ」と悩むことがあることでしょう。
結果がすべてではなく,勉強の成績がすべてではありません。うまくいかない時でも,努力した分だけの経験が残ります。経験が少しずつ,少しずつ,自分を創っていくのです。
もし,つまずいた時には,止まって,休んで,じっくり力を蓄える時も必要です。立ち止まって休み,自分を振り返り,次へと一歩一歩進む勇気をもってください。
卒業おめでとう。皆さんのあとは,在校生がバトンを引き継ぎ,進んでいきます。
今日の卒業式を終え,改めて,岡方の地域のよさ,そこで育まれた素直な子どもたちの良さを実感しました。
キャリア教育の学習で6年生に語ってくれた,地域にある 豆腐屋さん「街道屋」のご主人がおっしゃっていたことが,岡方の地域の良さ&岡二小のよさと,つながります。
『毎朝4時には起きて,昔のままの豆腐や油揚げを作りつづけている。何度もひっくり返しながら約1時間かけてじっくりと中まで火を通した昔ながらの手揚げで作っている。中はふんわり・ぎっしりとした油揚げに仕上がっている。じっくりと一枚一枚,丁寧に作っている。機械化にしていたら、今頃スーパーとの競争に負けていたかもしれない。』
少人数の子どもたちは,伝統芸能の神楽を1年生のころから,少しずつじっくりと身につけてきました。委員会や縦割り班活動では,一人一人に役割があり,少人数だからこそ,一人一人の役割や経験がたくさん出来ています。コロナ禍で,地域での体験が以前より減っていましたが,4月からは地域の方とともに,岡二小だからできる「150周年の1年間」がスタートします。
将来の夢「イラストレーター」の卒業生がデザインしました。