校舎を回りながら,6年生の描いている途中の絵を見つけました。おそらく,自分が一番描いてみたい場所を選ぶところから,「どこにしようかな」「何を描こうかな」と考えながら,それぞれの思い出の場所・描いてみたい場所を眺めて,「どこから,描いていこうかな」と考えて,鉛筆で下書きをし,そして「何色がいいかな」と考えて,塗っていったのでしょう。
自分の考えを表現することは,自分と対話することです。その過程で,先生や友達のアドバイスを聞いたり,友達の絵を見て,いいところを吸収し,それを自分の絵にも取り入れたり,していくのだと思います。
一番手前に描かれている絵の机には,辞書でしょうか,厚い本が開かれていて,前の机にも教科書でしょうか開かれています。何気ない教室のワンカットですが,遠近法で広がりのある教室が描かれていました。
児童玄関近くの掲示板には,各学年のノートが紹介されています。6年生では社会科,理科での学習中のノートが紹介されていました。社会科では貴族と武士の違いについて,自分の気付きを記していました。理科では実験が分かりやすくまとめられ,大切な言葉を色を使っていました。毎日,1時間目から6時間目まで,一時間一時間は「少し」ですが,毎日の積み重ねというのは,大きなものとなります。よく頑張っているなぁとノートを見ても,感じました。