校庭やグラウンドには,たくさんの木があり,その木の下の地面をよーく見ると,セミが土から出た穴があります。
セミの羽化を自分の目で見ることができるのは,夏しかありません。さっそくチャレンジしてみました。
・まず,セミの羽化について,タブレットであらかじめ調べておくことがおすすめです。いつ羽化するのか,どんな場所で見ることができるのかなど,調べておくと,「たぶんこの木がいいかも」と予想することができるからです。また,調べていくと「セミの幼虫を土の中から捕まえて,それを持ち帰って家の網戸で観察する方法」もあります。本当に観察したいときは,
必ず大人と一緒に観察することが大切です。自分で作戦を立てて,お家の人に相談してみましょう。
・私は,
セミの幼虫を捕まえて,家で観察する作戦にしました。何度も校庭やグラウンドの木を見て回って調べた結果,砂場の近くの大きな木の下に,たくさんの穴がありました。その木の下の土には,まだ幼虫がいるはずです。
・木の近くを
竹ぼうきで,はいていきます。まだ穴がないところをはいて,土を少しずつどかしていくと,
小さな穴が開いてくる場所があります。その場所を
少しずつ丁寧にはいていくと,穴が大きくなってきます。穴に
細い木の枝をゆっくりと差し込んでみてください。中でセミの幼虫が木の枝をつかんで出てきます。
・ただし,簡単に見つけることはできません。私がやったときは,20本くらいの木の下を順番に試してみました。幼虫を見つけることができたのは,2匹でした。急いで見つけようとすると,幼虫を傷つけてしまうことがあります。セミは土の中で何年間も(5~10年ぐらい)生活して,そして土から出てきますので,やさしく土を掘ってあげてください。