登校途中に,動かなくなっていたヘビを見付けた子どもたちがいました。その子どもたちは,夏休み前にも,道路にいたザリガニが車にひかれるとかわいそうと,学校に持ってきました。ザリガニは今職員玄関の水槽の中にいて,たった一匹で寂しそうですが,生きています。
へびは,見つけても刺激をしてしまうと噛むことがあります。その子たちも,心配しながら,そして登校してからすぐに,朝発見したことを教えてくれたのでしょう。
子どもたちにとって,生き物の命にかかわることは,本当に大切な経験であり,自分で飼ったり,育てたりすると,その生き物・植物が,「自分の友達・宝物」になるものです。
へびのことを話す子どもたちの目は,動かなくなった生き物を心配している目でした。思わず,「へびまで,手が回らないよ」と言ってしまいました。
気がかりになってその子たちの来た道をたどって歩いていくと,県道の端の方で,アオダイショウがぐるぐるとしていました。ジョウロで水をかけても動かず,死んでいることは分かりました。深く穴を掘って埋葬しました。
アオダイショウは,農家にとってネズミをとらえてくれ,家の守り神と言われているそうです。自然の生き物にとっても,厳しい夏のようでした。