
さわやかな秋晴れもと,令和元年度の学習発表会・作品展を行いました。
学習発表会は体育館を会場に,前半(1・3・5年生)と後半(2・4・6)に分かれて行います。
まず,1年生の「はじめのあいさつ」で,学習発表会はスタートします。少し緊張しながらも,みんなで声をそろえて上手にあいさつを行うことができました。その後は,全校合唱です。今年は「ふるさと」を歌いました。誰もが知っている歌で,できれば会場にお越しの皆さんも一緒に口ずさんでいただきたいという願いからこの曲にしました。穏やかで美しいふるさとの光景が,体育館中に広がったように感じられました。
いよいよ各学年の発表が始まります。スタートを切ったのは1年生です。1年生は4月からたくさんのことを学び,またいろいろな経験を積んで,大きく成長しました。その様子について「あるけ あるけ」「木」という2つの詩の音読で表現しました。1年生がとても大きく見えました。その後,「みんなでゆこう!」という曲を歌と合奏で表現しました。「これからもみんなで手をつないでしっかりと成長していきます」という1年生の気持ちが,よく伝わってきました。
次は,3年生の発表です。3年生は音楽でリコーダーを初めて勉強します。指遣いや息づかいがなかなか難しのですが,一生懸命練習を積み重ね,とっても上手になりました。最初の曲「笛星人」では,その技をたっぷりと披露しました。続いて,これまで学習した曲「そよ風」「あの雲のように」「山のポルカ」を器楽メドレーで紹介し,最後は「夕日が背中を押してくる」を合唱してしめくくりました。高音がたいへんきれいに出ていて,保護者の皆さんや地域の皆さんが「3年生でもこんな声が出せるんだね」と驚いていました。
前半の最後を締めくくったのは5年生です。高学年となってから半年の間で,5年生は学校のリーダーになるための力をしっかりと付けてきました。その様子が随所に出ていた発表でした。1曲目は合奏「キリマンジャロ」です。ハイテンポのリズムに調子よく乗り,迫力満点の演奏を披露してくれました。曲に合わせてリコーダとメロディオンが向きを変えながら演奏する姿がかっこよく,きまっていました。2曲目は,合唱で「世界が1つになるまで」です。「みんなの心を一つにして素敵な世界をつくっていきたい」そんな願いを込めて,手話を交えながら感動的に表現していました。高学年らしい,美しい歌声に会場が魅了されていました。
後半のスタートは2年生です。低学年としての締めくくりを行いながら,中学年に向けての準備を着実に進めている2年生。元気いっぱいに,たくましく成長している姿をたっぷりと披露してくれました。最初は,来年東京オリンピックが開催されることにちなんで,世界中の挨拶が楽しく表現されている「メッセージ」という歌を披露してくれました。もっともっと大きくなって世界に羽ばたいていきたい,そんな思いが伝わってくるようでした。合唱「手のひらを太陽に」,合奏「山のポルカ」と続き,最後は「パプリカ」で締めくくられました。心地よくリズムに乗った歌とダンスに,会場の皆さんも思わず体をゆり動かしながら聞き入っていました。
次は,4年生の発表です。学習でも生活でも,自分たちのことは自分たちで責任をもって行う経験を積み重ね,高学年にむけて着実に歩みを進めている4年生。ずいぶん大人っぽくなった様子が発表に表れていました。はじめはリコーダーの演奏で「陽気な船長」と「オーラリー」の2曲を披露しました。指遣いも息づかいもかなり上達し,リコーダー特有の透き通った音色が美しく響き渡ります。3曲目は「いつだって」という曲を合唱で表現しました。明るくのびやかな歌声に思わず引き込まれます。そして4曲目は「茶色の小びん」。いろいろな楽器を使って,音をしっかりとそろえながら楽しく演奏しました。チームワークの良さが伝わってくる発表でした。
発表会の最後を締めくくったのは我らが誇る大通小学校のリーダー6年生です。4月から様々な場面で,学校の代表としての役割と責任をしっかり果たし続けてきてくれました。この日の発表も思わず「さすが6年生」と言いたくなるような内容でした。1曲目は,合奏「風を切って」。これまで学習して身につけてきた全てを使って,様々な楽器を上手に使いこなしながら迫力ある演奏に仕上げました。まるで,オーケストラの演奏を聞いているようでした。2曲目は「地球星歌」。やがて未来に向かって大きく羽ばたいていく自分たちの姿を重ね合わせながら,歌詞に描かれている美しく壮大な世界を,2部合唱で見事に歌い上げました。あまりの素晴らしさに,演奏後,しばらくの間,会場からの拍手が鳴り止みませんでした。
学習発表会・作品展に,大勢の保護者・地域の皆様からお越しいただきありがとうございました。皆様のおかげで,子どもたちの更なる成長につながる有意義な発表会とすることができました。子どもたちの頑張りに対して,温かい見守り・ご声援・拍手をお送りいただきましたことに心より御礼申し上げます。