
4時間目に,5年2組で学級活動の公開授業を行いました。内容は,児童会企画委員会から提案のあった「いじめ0ポスター」を作るために,クラスのスローガンを決める話し合いです。
まず,いじめについてどう思うかを考えました。
「してはいけないこと」「人の心を傷つけること」「だれも幸せになれない」「人権にかかわること」‥
「いじめられる人にとってはもちろんのこと,いじめをする人や周りで見ている人にとっても絶対によくないこと」と子どもたちは考えているようです。また,いじめの特徴や怖さについて述べている子もいました。
「ひとりで悩んでいて,だれにも相談できないことがある」
「だれも気付かないこともある」「人の気持ちを変えてしまう」
ここまでの話し合いを受けて,では,クラスとして,どんなスローガンをつくり,全校に呼びかけるかについて話し合いました。その結果,候補として生まれてきた言葉は次のようなものです。
「いじめは,やってはならないこと」
「いじめを受けたら,信頼できる人に相談しよう」
「めざせ,いじめのない笑顔の学校」
とても暑く,しかも,大勢の先生たちが見守る中,子どもたちは,本当に一生懸命考え,話し合っていました。
今,どの学級でも,このような話し合いが行われています。自分たちの学校生活をどのようにつくっていくか,子どもたち自身が考え,話し合うことに大きな価値があります。このような経験の積み重ねにより,子どもたちに自主的・実践的な態度が育っていくことを期待しているのです。