
4年生は,総合学習の時間に,凧名人の風間さんと小篠さんにおいでいただき,お話を聞かせていただきました。テーマは,「エコプロジェクト 凧合戦とエコ」です。凧とエコの間に,いったいどのようなつながりがあるのでしょうか。
「白根の大凧合戦は,今や日本だけでなく,世界中の人々からも注目を浴びる一大イベントとなりました。その大凧合戦がゴミで汚れていたら...」風間さんのお話に大いに納得です。大凧合戦のこれまでの歴史を受け継ぎ,世界に誇れるものとしていくために,大凧に携わる多くの人々の努力によって凧の作り方や合戦の仕方などで,様々な「環境にやさしい」工夫がなされてきたことを教えてくださいました。
例えば,凧づくりに使用される材料も「環境にやさしい」ものばかりです。凧本体の大部分を占める紙は,水の中に入ると最後は溶けてしまいますし,着色用の顔料や接着に使うのりも自然から生まれた原料が使われています。最近では,ケナフから凧をつくる試みもなされており,今後改良を重ねていく予定とのことです。
凧名人からたくさんのことを教わった子どもたちは,学んだことを自分なりに整理し,一生懸命まとめていました。南区が誇る大凧の歴史をしっかりと受け継いでいってくれることでしょう。