
今日の2時間目は,1年1組で算数の授業研究を行いました。1時間目と2時間目の間は5分しかなく大変短いのですが,その間に様々な準備を整え,時間どおりに,ぴったりと,授業がスタートしました。始めのあいさつの時の姿勢が素晴らしく,大きく成長した姿を見せていました。
これまでのたしざんは「10+4」「10+8」など,「10のまとまりとあといくつ」で計算ができました。今日考えるたし算は「12+3」で10のまとまりを超えています。子どもたちと一緒に12個のおはじきを並べる場面では,おはじきが10を超えて11個目を並べたとき,「あれ?」「先生,それだめ!」という声が子どもたちからあがります。『今日の計算は10のまとまりからはみ出ている部分があること』『そのために,計算の仕方に工夫が必要なこと』に子どもたちは気付きます。そして,「あ,わかった。」「見えてきた」という子どものつぶやきが聞こえ始めます。
子どもたちは式を使ったり,おはじきを使ったりして,10を超えた数のあるたし算・ひき算の仕方を考えていきます。その時に頼りになるのが近くの友達です。一緒に話し合いながら進めている子,友達に聞いて「あっ,そうか」と理解を深めている子など,対話しながら学習している様子が見られました。
このように,問題意識をもって自ら考えること,友達との対話をとおして考えを深めていくことを大切しながら,子どもたちに考える力を育んでいきたいと思っています。
授業の終わりのあいさつも,すばらしい姿勢でした。