
4年生は,3・4限に「南極クラス」に参加しました。この教室は,新潟県学校生活協同組合(学協)様がミサワホーム様とともに学校訪問をしてくださっている事業です。金沢から第51次,52次,55次日本南極地域観測隊員を経験された北陸ミサワホームの「坂下様」にお出でいただき,お話を伺ったり,静止画像や動画を見せていただいたりしました。南極の不思議な太陽の様子,昭和基地へ辿り着くまでの「しらせ」の砕氷の様子,昭和基地の内部の様子(日本での生活とほとんど同じで,室内ではTシャツと短パンでOKだそうです。)や仕事に励む様子,ある休日の一日(ドラム缶の五右衛門風呂入浴シーンでした!),南極のブリザード(子どもたちは体験もしました!)やオーロラなどの自然や環境問題,アザラシやペンギンなどの動物の生態など,とても分かりやすく,楽しく教えてくださいました。
また,2万年前の氷を見せてくださいました。コップの中から氷の「チリチリ?」という音が聞こえてきました。溶けると当時の空気が蘇ってきます。めったに触ることができない氷に触って,とても貴重な体験をすることができました。
最後に,南極では一人一人がその道のプロですが一人では何もできない,みんなが力を合わせないとならないというお話をされ,「人の役に立てるようになってほしい。それから,チャレンジする人になってほしい」と,子どもたちにメッセージをくださいました。
子どもたちは,興味津々で話に耳を傾け,坂下様の話術でどんどん南極に引き込まれていきました。後から子どもたちに話を聞いてみると「南極に行きたい!」と何人も答えていました。
ミサワホームの坂下様,桐山様,学協の安達様,本当に貴重で楽しい時間を過ごすことができました。4年生の子どもたちが総合的な学習の時間に環境問題について一生懸命に調べて学んだことへのご褒美にすることができました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。