
2限に6年生は,地域の渡邊様から「戦争体験」の話を伺いました。
はじめに,戦後のくらしについてお話いただきました。3食ジャガイモやさつまいもの蔓で,米や肉・魚は無く,すごい食糧難だったことや着物と食べ物の物物交換のこと,ダニやシラミに悩まされ,病気が蔓延したこと,戦後すぐの「村松町」に駐留軍が来たこと,体の一部を失ったり病気を患ったりして帰国した人がたくさんいたこと,50数万人が帰国できずに抑留されたことなどを分かりやすく話してくださいました。社会科の教科書に載っていない生の体験談に,子どもたちの真剣なまなざしが向けられていました。
最後に,戦争は子どもなど弱い人が一番犠牲になる。歴史をしっかりと学んで,なぜ戦争が起こるのかを考えてほしい。自分の命もほかの人の命も大切であると,子どもたちにメッセージをくださいました。貴重なお話を伺うことができました。渡邊様に心から御礼を申し上げます。