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2015.11.18

3年生が高齢者体験をしました。

P1540284.jpg  3年生が福祉の学習の中で,高齢者体験をしました。この体験学習には,南区社会福祉協議会の岡村様をはじめ,ボランティアの皆様の協力をいただきました。心から感謝申し上げます。

  この学習では,超若い子どもたちには何でもない動きが,年齢とともにだんだん不自由になってくるという高齢者の体の困難さを知り,その擬似体験をすることによって,優しさや思いやりの心を育み,かかわりをもって一緒によりよい社会をつくっていこうとする子どもを育てたいと考えています。また,高齢者の皆さんと自分たちとの違いや同じ部分に気付いたり,人間の心と体のもつ力について考えたP1540299.jpgり,驚いたりすることができればいいなと考えています。

  実際に子どもたちは,利き手と利き足の肘や膝の裏にサポーターを巻いて曲げにくくしたり,手首と足首におもりを付け,軍手をして動きにくい状況をつくりました。更に,視野を狭くしたり白くぼかしたりした眼鏡を掛け,ヘッドホンを耳に当てて聴き取りづらくして周囲の危険を察知しにくくしました。そして,別室まで補助児童の助けを借りながら移動して,用紙に名前を書いたり,線をなぞったりする作業をしました。子どもたちは,「手足が重くて動きづらいな」「前がよく見えないよ~」「え?聞こえない!」「クーピー(色鉛筆)が(ケースから)取れない!」「どこに書けばP1540279.jpgいいか,見えないよ。」「線が曲がる~」などと口々に話し,体の動かし方が困難になることを自分の体で体験しました。

  この体験が,学級や学校の中での思いやり,家庭での思いやり,地域や社会の中での思いやり,優しさにつながって花開くことを願っています。

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