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2015.09.17

授業づくりの研修をしました。

ブログ用.png  5限に,1の2の算数の授業を参観して,授業づくりについて全職員で研修しました。

  この日は,市の総合教育センターの研修を大通小学校を会場に開催していて,近隣の区から学校の研究をリードされている先生方が集まり,大通小学校の職員と一緒に研修を深めました。

  1の2では,「かたち」の学習をしました。初めに,いろいろな形の箱を用いて作ったロボット「にこっとちゃん」を子どもたちに見せました。子どもたちの目は「にこっとちゃん」にくぎ付けでした。その後,「にこっとちゃん」をどんな風に作ったのかを知りたいという声で,解体しました。そして,頭や胴体,腕や足がどんな形(ボール,つつ,はこ,さいころ)の箱でできていたのかを確認しました。これは,これまで学習してきた形の復習になりました。ところが,1つだけ首の部分の箱だけが残ってしまいました。三角形のチーズが6つ入る箱です。この箱は,どの形のなかまかな?と子どもたちに問いかけると,「つつ」の形と「はてな?」(新しい形)と,2つに考えが分かれました。そこで,自分がそう考えたわけ(理由)を自分なりにノートに書き,近くの3人グループ(3忍者?)でそのわけ(理由)を交流し合いました。

  大通小学校では,子どもたちと一緒に,この時間で何を学習するのかをはっきりさせること(学習課題づくり)と,みんなで考えを出し合って,支え合い学び合って学習課題を解決していくこと(協同学習)を進めています。

  その後,子どもたちは,「つつ」か「はてな?」か,そのわけ(理由)をワークシートに書いて,全体でそれぞれのグループの考えたわけ(理由)を説明したり,考えを比べたりしました。そして,写真右上の表のように,チーズの箱は転がるか,積み上げることができるか,平らなところがあるか,平らなところはどんな形かという観点をもとにして,「つつ」の仲間であることに気付いていきました。しかし,すんなりと「つつ」の形に落ち着いたわけではありませんでした。こだわりが集中したのは,側面の長さでした。「つつ」は長いけれど,チーズの箱は短いという違いでした。でも,「つつ」の缶とその蓋は長さが違うけれど「つつ」であるという考えや,チーズの箱を平らに積んでいくと「つつ」の形になるという考えが出されて,この学習課題は解決していきました。

  放課後に,この授業をもとにして,①学習課題を設定していく過程は適切であったか,②子どもたちが支え合い学び合って解決したくなる学習課題であったか,③協同学習が展開されていたか,などについて,職員も3忍者(?)グループに分かれて話し合い,協議しました。

  最後に,招聘した指導者の先生から,実際の授業の映像を見ることをとおして,授業で行った手立ての有効性や問題点,改善点を教えていただきました。熱のこもった授業協議をしたことと的確な指導を受けたことで,これからの授業づくりに意欲が湧いてきました。子どもたちから学んだことを,子どもたちに返していきたいと思っています。乞うご期待!頑張っていきます!!

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