
冷え込みの厳しい朝,身の回りにはいつもの朝と違う様子がたくさん見られました。
凍り付いた車のガラス。道路の小さな水たまりにはった氷。
登園したある子どもが「きらきら池」の様子を見に行きました。
すると見つけたようです。

玄関前のアスファルトにそれをもってきて踏んでみます。

砕けたかけらをもってアスファルトに投げてみます。
またきらきら池に向かっていくと今度は手に大きな塊を持って戻ってきました。
嬉しそうに見せてくれたそれには,きらきら池の水草の葉も閉じ込められていました。

用務員さんから洗面器を借りてお部屋に持っていくとなぜか「ガラス・ガラス・ガラス…」とコールが巻き起こりました。
「ガラスじゃないよね」と誰かがつぶやきます。
しばらくするとさくら組の子どもたちが園庭に走り出してきました。

雪の塊をプールに投げると「ツーッ‥‥」

「スケートしてる」と子どもたちが声を上げました。
次々に雪の塊を拾ってきてはプールに放り投げ,雪の塊のスケートを楽しみました。
ほし組の子どもたちも塊を放り投げます。何度も何度も放るうちに,
「厚いんだよ」「もっと重いのなら割れるかも」と何やら話を始めます。
近くにある大きな雪の塊をたたいて理想の塊を作っていました。

その雪の塊をプールに向かって放り投げると・・・「バシャッ!!」

プールにはった氷は,どうしたら割ることができるのか,みんなで予想して試すことを繰り返していました。何気ない遊びの中で,子どもたちは科学の考え方を使っていました。思考力の基礎が培われているのです。
目的を達成した瞬間,園庭に「やったー!!」と今日一番の歓声が上がりました。