
年少の子どもたちは,今「友達と一緒」ということをとても楽しく感じています。
一人の友達が木の棒を使って地面に「駐車場」をかいていました。
すると,それに気付いた友達が同じような棒をもって,傍らで遊び始めます。
Aさん:「ここ駐車場ね」
Bさん:「車がやってきます」
Cさん:「ここも駐車場ね」
思い思いにつぶやきながら,友達と「同じ場所」で,「駐車場」という抽象的なイメージだけを共有して遊びます。
友達の「つぶやき」や「遊んでいる姿」に大きく反応することはありません。
ただ友達と一緒・同じという心地よさや安心感を感じ始めているのかもしれません。
周りの子どもの遊びに目が向きはじめた年少組の子どもたちは,「一緒にいること」を楽しむ姿が見られるようになっています。いつか友達と言葉を交わし,思いを伝え合って,遊びを作り上げる喜びを感じることができるよう,今の子どもたちの姿を大切にしています。