
年少ひよこ組の初めての発育測定。年長のほし組の子どもたちがお手伝いをしてくれました。
年少の子どもたちをお手伝いするのは,お兄さんお姉さんになった証拠です。あこがれの役割の一つなのです。
自分が家族にしてもらったことを参考に,一生懸命助けようとします。ですが,なかなかうまくいきません。二人がかりでやっと靴下を脱がせることはできました。
検査の後は,靴下をはかせます。脱がせるよりも難しいようです。年少の子どもたちは思った通りに体を動かしてくれません。
「どうして?」「なんで?」 お友達と相談しながら,先生に教えてもらいながら,年少のこどもの気持ちを想像しながら,かっこいいお兄さんお姉さんに近付こうと頑張ります。
思ったようにいかないことを解決するためには,たくさんの力が必要です。自分一人の力では乗り越えられないこともあります。そんなとき,「あーでもない,こーでもない」とあの手この手を話し合い,試行錯誤することが大切です。子どもたちにはたくさんの人と関わるコミュニケーション力を高め,支え合って,高め合っての未知の課題を乗り越えていける力を身に付けてほしいと願っています。
年少組のこどもたちの発育測定で,身支度させることのできた年長組の子どもたちは,満足そうな表情で,お部屋に戻ってきました。あこがれの役割をやり遂げた達成感を感じることができたようです。
毎日少しずつ,小さな達成感を積み重ね,かっこいいお兄さんお姉さんに成長することを支えていきたいと思います。