
今日は2月の末日,明日から3月です。2月はどうして28日までなのでしょうね。「え?明日から3月?」と聞くとそのはやさについつい驚いてしまいます。
今,私たちが使っている暦は、2000年以上も前に、ローマで作られた暦がもとになっていて,その後何度か改良されてできたものです。現代にはないその時の習慣や信じられていた事象などが残っています。そのひとつが2月が28日まで・・・ということなのです。
長くなりそうですが,ちょっとだけ・・・紀元前8世紀頃のローマでは、1年は「3月から始まって12月に終わる10か月間」でした。
「じゃあ1月と2月はどうしていたの?」ということになりますが,ローマでは、厳しい冬の寒さに耐えることに必死で日数を数えることをやめてしまったとも言われています(諸説あり)。「春が来たら1年の始まり3月?」ではわかりにくいということで改良され,現在の暦に近づいていきました。3月はじまりの暦の時代では,2月は1年の最後の月だったのですね。
3月になるとひなまつりです。幼稚園でもあちこちにお雛様が飾られています。子どもたちもお雛様になって踊ったり,お雛様を見に行ったり・・。お雛祭りの音楽に合わせて鼓や太鼓の演奏を真似ている子どもたちもいます。「お雛様が〇〇持ってる」「おもしろい形のものを持っていた。何だろうこれ?」お雛様を見ながら想像が膨らみます。
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年少組のおひなさまづくり。
「なにいろにしようかな」すきないろを選びます。
のりづけが上手にできるようになりました。
まるのかたちを組み合わせて,素敵なお雛様が出来ていきます。
年中組のお雛様は,平面から立体的になってきました。丸めた薄い紙を顔や頭にしています。きれいな色紙の着物も素敵です。
髪の毛を一本ずつ丁寧につけます。かわいらしい顔もできてきましたよ。これからまた飾りがついていきます。
年長組のお雛様は,顔の部分が紙粘土です。自分の手でこねながら,瓶につけてお雛様の顔を作り上げていきます。きれいな色紙の着物も着せます。
学年によって,それぞれ作り方は違いますが,それぞれの良さが詰まったおひなさま。そして,上の学年になるとどんどんいろいろなことがとできるようになっていきます。ひな人形鑑賞では,どうぞ各学年の人形の味わいを感じ取っていただけたらと思います。
【2月28日のきゅうしょく】さけそぼろごはん,おでん,ごまあえ,ぎゅうにゅう,いちご
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どの学年も黙食が身についています。
給食前の手洗いもとてていねいな子どもたちです。手洗いの様子をお雛様もにこにこと見つめています。