秋も深まり,校舎のまわりの木々もいい色に染まってきました。
中庭のトウカエデは、5・6年生教室の窓からとてもきれいに見えています。
グラウンドに並ぶケヤキやソメイヨシノ,クワの木なども,元気よく遊ぶ子どもたちを見守りつつ,今年も赤く染まりました。
さて,昨夜は「皆既月食」でしたが,いかがでしたでしょうか。
子どもたちにお知らせをした学年もあったので,お子さんと一緒にご覧になったお家も多かったようで,「先生,赤い月を見たよ!」と何人かの子どもが自分で撮った画像を見せてくれました。
最初のうちは雲に隠れながらも,進むごとに雲が晴れ,赤銅色の神秘的な月を観ることができましたね!
でも,太陽の光が地球の影に隠れるのに,月がほんのりと赤く輝くのでしょう!?
「赤い光が大気を通る時、僅かに屈折するから...」とのことですが。不思議ですよね。
僅か4時間の間にこれほど変わる月の様子を、およそ20分間隔で並べてみました。(全て新潟市内から,職員が撮影したものです)
分厚い雲から月が抜き出た頃には,もうすでに部分日食が始まっていました。
月食が見る見るうちに進み,大部分が闇に消えていきます。
間もなく全ての部分が隠れ,皆既月食の始まりです。
皆既食は1時間30分ほど続き,赤銅色の月を観ることができました。
月の左側が少しずつ明るくなり,皆既月食も間もなく終わりです。
月の左側から再び輝きが戻り始めました。「ダイヤモンド・リング」と呼ばれる状態です。
まだ暗い部分が赤銅色に輝くところが通常の月との違いです。
さらに輝く部分が増えていきます。見かけは「下弦の月」に似ています。
月の半分以上は輝きを取り戻しました。もうすぐ部分食も終わりです。
21時49分,元通りの満月に戻りました。
ところで,今回の月食は,442年振りに惑星(天王星)食と重なるということで話題になっていました。その姿もかろうじて捉えることができました。
中央の小さな白い点が「天王星」です。月の後ろに隠れる「食」の瞬間です。(風の影響でブレています)
また機会があれば,素敵な天体ショーを大人も子ども共有していきたいものですね!