6年生のみなさん
ご卒業おめでとうございます。
図書館前の掲示板には、今年もまた6年生の皆さんによる「卒業生が贈る本の木」が
青々とした葉を茂らせています。
『ルビねこと星ものがたり』(本屋さんのルビねこ3 、作:野中柊 913の3)では
アンテイーク家具の店『ねこの森』の店主のおじいさんが
世界中の本を集めたら星の数ほどあると言いたくなるのだろうと話した後に
ルビにこう語りかけます。
「時が過ぎれば、なにもかも消える。本だって古くなれば、かたちをとどめてはいられなくなる。
星と同じさ。でも、たとえ消えてしまっても、その光は時を超えて、
だれかの心に届くのかもしれないね。」
6年生のみなさんが緑の葉に残した本の思い出が
在校生のだれかの心に届いて、寄り添ってくれる本となリますように。