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2017.06.15

いじりといじめ

 6月9日(金)の学習参観に,多くの保護者の皆様から参観していただきありがとうございました。
 5時間目の学習参観の授業後に,3~6年生が参加して「本当の友達関係について考える」をテーマに,学校づくりフォーラムを行いました。

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 まず初めに「いじ〇」の文字がスクリーンに映し出されました。「この○に入る文字はなんでしょう?」。子どもたちは,「 め の文字が入って いじめじゃないかな。」と予想しました。
 次に「いじめに似たような言葉で,いじりという言葉があります。みなさん,いじめといじりの違いは分かりますか?」と話が進みます。そして,ランドセルをうっかり家に忘れたまま登校班の集合場所に来てしまった男の子(Bくん)が登場する二つのお話を聞き比べました。「いつもBくんはおもしろいなあ。」と声を掛けるお話。「何しに学校行くんだよ。公園にでも遊びに行く気か?」と声を掛けるお話。全校の子どもたちは,この二つのお話を聞き比べて「いじめ」と「いじり」について理解したようでした。しかし,子どもたちからは,「いじりがいじめに発展していくみたいだ。」「いじりかいじめかはっきりとしないこともある。」などと発言が続きました。つまり「いじりは,いじめじゃないではすまされない。」ということが分かったようでした。

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 そして,ある新聞記事を使って「いじりといじめ」について,さらに深く考えていきました。「クラスでいじられキャラだった息子さんへの,周りのいじりがエスカレートして,息子が辛い思いをしたこと。その時に「もうええやろ,やめたれや」「行こうぜ」と,その場を救ってくれた友達がいたこと。そして,その息子を助けてくれた友達がヤンキースの投手,田中将大選手だということ。」が書かれている新聞記事を使いながら考えていきました。

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 「いじりといじめの違いは分かりにくい。嫌な思いをしている人がいたら,田中投手のように助けてあげたい。」と,数名の子どもたちが,フォーラムの感想を発表しました。何気ない言葉で人を傷つけてしまうことや,反対に助けたりできることを学んだ1時間でした。

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