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2025.06.11

福島潟に眠る食材:5年生総合(6/11)

総合的な学習の時間、5年生のテーマは「葛塚を食べよう 葛塚の食文化を過去からつなげよう」。

福島潟を代表とする自然環境や農業、地域に根ざす食文化と向き合い、その活性化に取り組む方々との触れ合いを通して学びを深めます。

これまでに、道路向かいにある北区郷土博物館で、福島潟と人々の生活が密接に繋がっていたことを学習した子どもたち。福島潟で漁が盛んに行われていたことを知った子どもたちは、漁業協同組合の会長さんからも福島潟を中心とした当時の食生活についてお話を伺いました。

そして、この日は地域で割烹・仕出しを営む松潟屋さんからご協力いただき、福島潟に眠る当時のメニューを再現、試食会を行いました。

  • ハスの実入りおこわ
  • 茹でたヒシの実
  • 雑魚煮(ざっこに)
  • ザリガニの塩茹で

真っ赤なザリガニに驚きと悲鳴。大半の子どもたちが初めて口にするということもあり、恐る恐る口に運びます。

「ヒシの実は栗みたいだね。」「(ザリガニは)カニとエビのような…。」「どれも普通にうまい!」

次第に抵抗感も薄れ、食べ方も大胆になった子どもたち。食を通して20世紀中頃にタイムスリップという貴重な経験をさせていただきました。

その後、調理法等の解説を聞き、たくさんの質問が浮かんできた子どもたち。松潟屋さんの「福島潟は食材の宝庫」であり、料理への創作意欲が湧くというお話が心に残ったようです。

様々なレシピを味わうツアーも組まれていることを知り、これまでの景観を楽しむ福島潟というイメージが上書きされた子どもたちでした。

ご協力いただいた松潟屋さん、食材を提供していただいた組合長さんはじめ、たくさんのボランティアさんからお手伝いいただきました。ありがとうございました。

#子どもたちの様子