総合的な学習の時間の単元「わたしたちの西川」の学習を深めるため、大河津分水まで出かけました。まず、信濃川大河津資料館で大河津分水ができた歴史について学びました。資料館の方からは、蒲原平野をたびたび襲った水害の恐ろしさや分水路を作るためにたくさんの人々が苦労し働いてきたことを丁寧に説明していただきました。
現在、大河津分水路の日本海側出口(河口)では川幅を広げる大工事が行われています。岸とそこにつながる山を削り、180mの川幅を280mにする大工事であることを知り、子どもたちは息を飲んで説明図を見つめていました。その後は、洗堰の地下3階に設けられた魚道観察室に入り、日差しが差し込む明るい魚道を上る魚を観察しました。
最後に、国土交通省信濃川河川事務所大河津出張所の3階にある可動堰のコントロールルームを見学しました。信濃川本流と大河津分水の巨大な可動堰、そして西川への給水についても一か所で管理していることを知り、子どもたちは驚いていました。(写真撮影は禁止でした。)