1年生を対象に体験型の安全教室を行いました。
防犯指導員の皆さんからは、連れ去りなどの事案から、子どもが自分を守れるようにと優しく丁寧に指導していただきました。
「こわい人ってどんなかっこうしているのかな?」と指導員さんが子どもたちに問いかけると、何人かの子どもたちがすかさず「黒い服着てる…」と声を出します。
「じゃあ…これはどうかな?」と指導員さんが黒い服にサングラスをかけた人の絵を見せてくれました。すると、子どもたちは「これ悪い人・・だって黒い服着てるし・・」と口々につぶやきました。
「じゃあこれは?」と今度は明るい服装で、サングラスや帽子を身に着けていない人の絵を見せてくれました。「違うよ・・悪い人じゃないよ・・だって・・・」
子どもたちは「黒い服・・サングラス・・帽子・・マスク」を強く意識していました。
指導員さんから、「この絵の人はどちらも同じ人なんだよ」と聞くと「へえー」と声を上げたり、「じゃあ・・だれが悪い人かわからないよ」と声に出したりする子どもたちがいました。
このあと、見た目で人の良し悪しがわからないなら、どうやって身を守ったらよいのか、危険に気づいたり感じたりした時に、どう行動すればよいのか、教えてもらいました。そして教えてもらったことが、実際にできるようにと、「たすけてー!」と声を出したり、ランドセルをおろし身を軽くしてお店などに逃げ込み助けを求めたりする練習をしました。
優しく子どもたちに語り掛けてくださる指導員さんやボランティアとして参加してくださった保護者の皆さんのおかげで、安心して安全教室に参加している子どもたちの姿が見られました。
安心・安全な良い状態・雰囲気の中で、身に付けたい資質・能力の「考える力」を子どもたちは発揮していました。指導員さんの言葉に対して感じたことを自由につぶやく姿、友達の言葉に耳を傾ける姿は、正に「考える」姿そのものでした。真剣に学んだ子どもたち・支えてくださる指導員・保護者ボランティアの皆さんは「いいね!」