4年生福祉授業の一環で、田中清彦さんのお話をお聞きしました。
田中さんは御年91歳ながら、身の回りのことや生活全般、また桃農家としても働いています。そんな田中さんから、幼少期の生活のお話や今の生活のことをお聞きしました。
田中さんの幼少期は、学校へ弁当を持って行ってもみんな白米ではない時代です。田中さんのお家は農家だったので、白米だけの銀シャリ弁当でみんなから羨ましがられたそうです。
また、戦時中の学生は学校の勉強の後、白山で開墾の仕事をさせられたそうです。きつい仕事だったそうです。今では考えられない、時代の背景です。
年を重ねた今、思うことは「同級生や仲間がみんな亡くなり、気軽に話せる人がいなくなったことがさみしい」とおっしゃっていました。また、子どもたちにも「今の友人関係、気軽に話せる関係があるということを大事にしてほしい。かけがえのないものだから。」と話してくださいました。
子どもたちは、田中さんへ「どうしたら長生きできますか?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきました。
「無理をしない。無駄をしない。無頼しない。」
ということでした。
また、子どもたちは、南区社会福祉協議会の職員の方が用意くださったゴーグルを付けて、
加齢とともに視力が落ちた高齢者の方はどのように見えているかを体験しました。
薄い膜が張ったような感じで、白と黄色の違いが分かりづらかったという感想が出ていました。
田中さん、南区社会福祉協議会のみなさん、ありがとうございました。