6年生のいなほタイムは『僕たちはどう生きるべきか』と題し、自分のキャリア・生き方をテーマに進めています。十年後、二十年後・・・何をして、どんな自分になっていたいか。現在から続く未来の自分と、そのために自分がやりたいこと、やるべきことを見い出すことがねらいです。
これまでに、様々な職業の方とお会いして、職場を見学したり、お話を伺ったり、職業に関わる体験をさせていただいたりしました。子どもたちが出会ったみなさんは、職種は違えど、自分の仕事に責任をもって取り組まれていました。また、自分の仕事によって、関わった相手が満足したり、安心して過ごしたり、笑顔になったりすることにやりがいを感じ、さらによい仕事をしようと日々工夫されていることを知りました。
講師のみなさんとの出会いは、子どもたちにとって大きな刺激となっているようです。また、熟練の技を目の前で見せていただいたり、ユニークな発想や技術を生かして新しい取組を進めている話を伺ったりしました。「プロフェッショナルとして働く」ことへの憧れや期待も感じていたようです。
社会生活は、誰かの仕事によって成り立っています。充実した仕事をしている姿は、端からみても生き生きとしています。この学習を通して、「仕事=誰かのために、社会のために、自分の力を発揮できる」と前向きにとらえ、自分の未来への第一歩を踏み出してほしいと思います。また、”職業”についてだけでなく、諸先輩方の考え方やライフスタイルについても、お話を伺ったり調べたりしながら、これからも学習を進めていきます。