11月24日に、2年生は、生活科「まちたんけん」の学習で、白根商店街と西永寺へ出掛けました。
今回は、移動手段に路線バスを利用しました。公共物を利用することも、生活科の大切な学習の一つです。路線バスに乗ること自体、初体験の子もたくさんいました。自分でお金を払い乗り物に乗ることは、子どもたちにとって大冒険だったようです。やや緊張した面持ちで整理券を取り、バスの座席に乗りました。公共のマナーを守って、静かに座っていました。高い車窓から見える景色は、いつもと少し違って見えたかも知れません。下車の時、子どもたち一人一人が、「ありがとうございました!」と元気よくお礼を伝えていました。普段から、進んであいさつすることを心掛けている2年生、あいさつが習慣化してきた姿を垣間見ました。
「西永寺には、”地獄の絵”があるんだって!」と、事前学習では一時騒然とした子どもたち。住職さんのお話から、仏教の教えを分かりやすく教えるために描かれたものだと知り、一安心したようです。子どもたちは、安置されている仏像を前に、いつも以上に神妙な表情で話を聞いていました。
白根商店街の散策では、さまざまなお店を見付けました。「あ、時計屋さんがあるよ!」「こっちには本屋さんもある。」「・・・看板がでてないけれど、何屋さんだろう?」と、見付けたことを口に出しながら、商店街のアーケード(雁木)を通りました。当日は定期市(いち)も開催されていて、ところ狭しと並べられた商品を興味深そうに見学していました。
菓子司「笹周」さんでは、自分のほしいお菓子を購入しました。代金と商品を交換し、「・・・やった、自分で買えた!」と満足そうに包みをしまっていました。
事後の学習では、「西永寺さんには、有名な仏像があってすごいな。」「バスの運転手さん、安全運転をしてくれたな」「商店街や市(いち)は、いろんなお店があるから、いろんな買い物ができるんだな。」「お菓子屋さんは、笑顔で渡してくれてうれしかったな」など、子どもたちはたくさんの発見を口々に伝え合っていました。自分と人々や社会の関わりについて、様々な発見があったようです。また、「バスに乗れたよ!」「お店屋さんで、○○ください、と注文できたよ。」と、できたことが自信となった様子も見られます。
まちたんけん後の週末に、家族と白根商店街を再訪した子どもたちが何人もいました。「もう一回行きたい!」という意欲が見えて、うれしく思います。