4年生のいなほタイムでは,高齢者とのふれあい学習をしました。地域にお住いのご高齢の方からご来校いただき,高齢者の生活の様子や生きがい,これから楽しみなことなどのお話を伺いました。
ゲストティーチャーの田中さんは,御年90歳。4年生の子どもたちとは年齢差が80歳近くあります。自分のおじいさん,おばあさんよりもさらに年上の方との出会いに,子どもたちは少し緊張気味でした。でも,田中さんはニコニコと優しいまなざしで子どもたちに語り掛けてくださいました。「友達を大切にしようね。いざとなったら,助け合える仲間がいるのは,心強いものですよ。」と,ご自分の経験も踏まえて,子どもたちに大切なことを教えてくださいました。
”梅ずっぽ”というおやつの試食もしました。食べ物が貴重だった時代,梅ずっぽは当時の子どもたちの大事なおやつだったようです。初めて食べる,ちょっと甘酸っぱい味。顔にきゅっとしわを寄せながら,昔のおやつを味わっていました。
さまざまな年齢・立場の方と交流することは,他者理解や人権感覚の育ちを促します。人との出会い,社会とのつながりに気付き,だれもが安心して暮らせるように,自分には何ができるか考え行動する力を育てていきます。