小学校は学級担任制、中学校は教科担任制というのが以前からの制度でしたが、小学校でも教科担任制を少しずつ導入しようという動きになっています。その背景には、外国語学習やプログラミングの導入、デジタル教材の活用などにより、より教科の専門性を発揮した授業づくりへの期待や教員の働き方改革などがかかわっています。
教科担任制には、「授業の質の向上」「小中学校の円滑な接続(中一ギャップ解消)」「複数の教員による多面的な児童理解」などのメリットがありますが、「複数の教員がかかわるため時間割の調整が難しい」「教員はより多くの児童の情報を把握せねばならず、引継ぎ等の時間が多く必要」「学級運営にかけられる時間が少なくなる」などの課題もあります。
また、教科担任制の形態も、「中学校並みの完全教科担任制」「特定教科における教科担任制」「学級担任間の授業交換」「学級担任とのチームティーチング」など、様々です。
笹口小学校では、特定教科における教科担任制(高学年算数)や担任間の授業交換を行っています。
今日は、2年生の音楽と図工で担任間の授業交換を行っていて、子どもたちは楽しそうに活動していました。
明日は、1~4年生が給食後下校した後、職員と5・6年生で運動会準備を行います。