新年の初登校日。早朝は見えていた路面も子供たちが登校する時刻には真っ白い雪で覆われてしまいました。吹雪模様の中、登校してきた子供たちは、2週間ぶりに会う友達と元気に挨拶を交わしながら児童玄関へと吸い込まれていきます。
全校朝会ではイソップ童話「ウサギとカメ」の読み聞かせをした後、子供たちにこう尋ねました。
「なんでウサギさんは負け、カメさんは勝ったのでしょうか。」
子供たちからは、
「ウサギさんは寝てしまったから。」
「カメさんをバカにしていたから。」
というような声が聞こえてきます。
「ウサギさんが負け、カメさんが勝った理由は一つです。それは二人が見ているところが違ったからです。ウサギさんはどこを見ていたのでしょうか。カメさんを見ていたのです。一方、カメさんはどこを見ていたのでしょうか。ゴールを見ていたのです。ゴールではなく、相手ばかりを見ていたウサギさんは負けてしまい、相手ではなくしっかりとゴールを見て歩き続けたカメさんは勝つことができました。今年は卯年ですが、皆さんは亀っ子です。周りの人を気にするのではなく、自分のゴールをしっかりと見つめ、『のろおりてくてく』と歩いていきましょう。」
「冬休み明けトークすごろく」を楽しむ6年生