夏休み前の全校集会でこんな話をしました。
あれ?数字が出てきましたよ。1年生のみなさん、読めますか。1年生と2年生で読んでみましょう。ところで何の数字でしょう。そう、正解です。明日から始まる夏休みの日数です。夏休みは40日あります。いっぱいあるねぇ。長い長いお休みです。
今度は英語が出てきました。5,6年生のみなさん、読めますか?Time is money.と読みます。日本語にするとこうです。時は金なり。時間はお金と同じようにとても大切だ、無駄にしてはいけないという意味です。
毎日、朝目覚めると、みなさんの財布には自由に使える24時間がぎっしりと詰まっているのです。それはすべてあなたのものです。誰も時間をあなたから取り上げることはできないし、反対にもらうこともできません。そして、あなたより多く与えられている人も少なく与えられている人もいません。時間は誰にでも平等に与えられています。お金持ちという言葉はあっても、時間持ちという言葉はありません。その代わり、過ぎてしまった時間を返してもらうことはできないし、明日の時間を先に借りることもできません。
40日。時間に直すと、何時間あると思いますか。このくらいあります。
960時間。3,4年生のみなさんで読んでみましょう。夏休み中、一日1時間無駄に使ったとすると、全部で40時間を無駄に使ってしまったことになります。これは、その人の夏休みが他の人よりも二日くらい短くなってしまうことを意味します。お金なんかよりずっと大事な960時間。この大切な大切な時間を一瞬で失ってしまうことがあります。それは、これをなくしてしまったときです。
「命」
これだけは絶対になくさないことを校長先生と約束してください。9月1日、みんなの元気な笑顔を見られることを楽しみにしています。
さあ、明日の朝、起きるとみなさんの時間の財布には自由に使える960時間がぎっしりと詰まっています。どう使っていきますか。お話を終わります。