
5年算数「図形の面積」の研究授業を行いました。海老名教諭は、初めに頂点を固定した可動式の長方形の枠を示し、その枠を変形して平行四辺形をつくって見せ、「面積は変わったでしょうか。」と発問しました。一人が「辺の長さが変わっていないから面積は同じ。」と答え、全員が賛成しました。実際は面積は小さくなっているので、参観していて面白くなってきました。「どうやって確かめればいい?」「面積を求めればいい。」学習課題は「平行四辺形の面積はどうやって求めたらよいだろうか。」となりました。そこで、平行四辺形のカードを配付して、子どもたちに自由に面積の求め方を考えさせました。1回切って長方形に変形させた子、2回切って長方形に変形させた子、切らずに折って小さな長方形を作った子。いずれも計算で初めの長方形よりも面積が小さくなったので、子どもたちは自分の予想が外れたことに気付きました。その後、発表や話し合いを通して、「平行四辺形の面積は、同じ面積の長方形に変形して求めることができる。」とまとめることができました。